Seta Mamikoさん❣
42歳会社員、職場で「管理職」の打診を受けました。年収が「700万円」に上がるのですが、「残業代」がつかないって本当ですか？ 断ったほうがよいでしょうか…？についておしえてください
「管理職」であっても、原則として残業代は発生します。一方で、「管理監督者」には残業代の支払義務がありません。それぞれの違いを押さえておきましょう。
– **「管理職」**はあくまで会社内での職務内容（仕事の役割）に過ぎません。そのため、残業代は支給されることが原則です。
– 一方で、**「管理監督者」**は「労働条件の決定その他労務管理について経営者と一体的な立場にある者」のことを指します。管理監督者に該当するかは、職務内容をはじめ、責任や権限といった実態によって判断されます。この「管理監督者」にあたる場合には、労働基準法において残業代を支払う必要がありません。これが、「管理職は残業代がつかない」と言われる理由です。
したがって、管理職に昇進する際には、給与待遇面の確認が必要です。管理監督者に該当する場合には、他の従業員よりも給与面において優遇されている必要があります。一般的には役職手当などで、給与面の向上が図られるでしょう。しかし、管理職になったことによって給与水準が下がってしまう場合には、要注意です。役職手当が付いたとしても、他の従業員より賃金面の優遇があるのか、よく確認しましょう。
また、近年では「管理職にはなりたくない」という意見も多いといわれています。2018年の厚生労働省の調査結果によれば、役職ではない社員のうち、「管理職以上に昇進したいとは思わない」と答えた人は約61.1％であり、その理由として「責任が重くなる」「業務量が増え、長時間労働になる」「現在の職務内容で働き続けたい」「部下を管理・指導できる自信がない」などが挙げられています。
給与面や今後のキャリアを総合的に判断し、管理職になるかどうか検討してみてはいかがでしょうか。管理職経験者は、その後の社内出世や転職時の選択肢を広げることができるため、価値が高まります。
残業代がつかない場合、どのように対処すれば良いですか？
残業代がつかない場合、以下の対処方法を検討してみてください。
– 交渉する: まずは上司とのコミュニケーションを図り、残業代の支給について交渉してみましょう。理由や業務内容、負担度などを具体的に話し合い、残業代を求めることが大切です。上司が理解を示す場合、条件を改善できるかもしれません。
– 労働基準監督署に相談する: 労働基準法に違反していると感じる場合、労働基準監督署に相談してみてください。彼らは労働者の権利を守るために存在しており、適切なアドバイスを提供してくれるでしょう。
– 転職を検討する: 残業代がつかない職場で不満を感じる場合、他の職場を探すことも一つの選択肢です。転職先で条件が改善される可能性があります。
– 自己管理: 残業を減らすために、効率的な仕事の進め方や時間管理を意識しましょう。残業を最小限に抑えることで、給与以外の側面でも満足度を高めることができます。
残業代がつかない状況はストレスを引き起こすことがありますが、自分の権利を理解し、適切な対処方法を選択してください。
残業代がつかない場合、他の福利厚生面で優遇されていることを確認する方法はありますか？
もちろんです。残業代がつかない場合でも、他の福利厚生面で優遇されている可能性があります。以下にいくつかのポイントを挙げてみましょう。
– 役職手当や特別手当: 管理職やリーダーとしての役割を果たす場合、役職手当や特別手当が支給されることがあります。これは、給与にプラスされる追加の手当であり、経験や責任に応じて異なります。役職手当があるかどうか、確認してみてください。
– 昇進の機会: 管理職になることで、昇進の機会が広がることがあります。将来的にさらなるキャリアアップを目指す場合、管理職経験は有利に働くことがあります。昇進の機会やキャリアパスを考慮してみてください。
– 研修やスキルアップの機会: 管理職になることで、リーダーシップスキルや経営知識を向上させるための研修やセミナーに参加する機会が増えることがあります。これは、自己成長につながるポイントです。
– ワークライフバランスの改善: 管理職になることで、仕事のスケジュールや負担を調整できる場合があります。ワークライフバランスを重視するなら、管理職になることで改善される可能性があります。
最終的な判断は、給与以外の側面も考慮しながら行ってください。自分のキャリア目標やライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
管理職になることで昇進の機会が広がる理由を教えてください。
もちろんです。管理職に昇進することで、さまざまな機会が広がります。以下にいくつかの理由をご紹介します。
– キャリアアップの機会: 管理職になることで、キャリアのステップアップが可能になります。昇進後は、組織の中でより高いポジションに就くことができ、将来的な出世や転職の選択肢が広がります。
– 給与の向上: 管理職になることで、給与面でも優遇されることがあります。役職手当や特別手当などが支給され、給与がアップする可能性が高まります。
– 責任と権限の増加: 管理職は部下を指導・管理する立場です。そのため、責任と権限が増えます。組織の方針や戦略を決定し、チームをリードする役割を果たすことで、成長の機会があります。
– スキルの向上: 管理職になることで、リーダーシップスキルやコミュニケーション能力、問題解決力などが向上します。部下と協力して目標を達成するために必要なスキルを磨くことができます。
– 組織への貢献: 管理職は組織全体の運営に関与します。自身の専門知識や経験を活かして、組織の成長や改善に貢献できる機会があります。
総じて、管理職に昇進することは、キャリアの発展や給与アップ、スキルの向上、組織への貢献など、多くのメリットをもたらします。