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2024年5月31日、DMM Bitcoinはウォレットからビットコイン(BTC)の不正流出を検知しました。現在、被害状況の詳細は調査中ですが、判明している事実は以下の通りです。
- 不正流出したビットコイン(BTC)の数量は4,502.9BTC(約482億円相当)です。
- お客様の預りビットコイン(BTC)については、流出相当分のBTCをグループ会社からの支援のもと調達し、全額保証する方針を示しています。
- 一部サービスの利用制限を実施しており、新規口座開設の審査、暗号資産の出庫処理、現物取引の買い注文を停止(売却のみ受け付け)、レバレッジ取引の新規建玉注文を停止(決済注文のみ受け付け)しています。既に注文されている現物取引およびレバレッジ取引の指値注文はキャンセルされません。
- 日本円の出金については通常よりもお時間をいただく場合があることをご了承ください。
このような事態発生し、お客様には多大なご迷惑およびご心配をおかけしていることを深くお詫び申し上げます2。詳細な状況については、公式ウェブサイトやお問い合わせ先をご確認いただければと思います。
■DMM Bitcoinはどのように被害を調査していますか?
DMM Bitcoinは、新規に暗号資産を取り扱う際に、お客様に当該暗号資産(取扱暗号資産)の取引機会を提供することの妥当性を評価するため、以下の審査方法と手続きを実施しています1。
- 審査項目:
- 取扱暗号資産に関する事項
- 発行状況、取引状況、利用状況、関係者、技術などを調査・分析
- 当社の社内態勢に関する事項
- 安全管理体制、技術対応能力、取引処理能力、財務耐久性、需要見込み、利益相反などを評価
- 流動性供給者(LP)に関する事項
- 現在値や気配値をリアルタイムで取得できる暗号資産交換業者の存在、流動性の確保、在庫取得の可能性を確認
- 取扱暗号資産に関する事項
- 取扱いリスクの分析:
- マーケットリスク、プロジェクトに係るクレジットリスク、流動性リスク、ハッキングのリスク、移転記録の改ざんや紛失のリスク、レピュテーションリスクなどを包括的に検証し、具体的な事実レベルでリスクを特定
- 利用者と当社の許容度を評価して、取扱暗号資産の取引開始を判断
- 取扱いを禁止する暗号資産:
- 法令違反、犯罪利用、マネーロンダリング、テロ資金供与などのリスクが高い暗号資産は慎重に判断されています
詳細な情報は公式ウェブサイト1をご確認いただければと思います。1
【参考文献】 1: DMM Bitcoinにおける取扱暗号資産の審査方法・手続きについて
DMMが破産する可能性はありますか
DMM Bitcoinの破産の可能性については、現時点では公式な発表はありません。不正流出による被害を受けたお客様に対して、全額保証する方針を示していることから、同社は被害者の利益を最優先に考えていると言えるでしょう。ただし、今後の状況によっては変動する可能性があるため、公式ウェブサイトや報道などで最新情報を確認することをお勧めします。