Seta Mamikoさん❣
中学校で寝泊まりか 大学生の男逮捕についておしえてください
愛知県犬山市の中学校に無断で侵入したとして、大学生の男が逮捕されました。男は学校で寝泊まりしていたとみられています。 警察によりますと、今月6日、犬山市内の中学校から「校舎内に知らない人が寝ている」などと110番通報がありました。
日本での不法侵入と逮捕について詳しく教えてください。
不法侵入は、そのまま読めば「不法に侵入すること」を指します。日常的に使われている言葉であり、多くの方が一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。しかし、具体的にどのような行為が不法侵入となるのか、法的な観点から解説します。
不法侵入は犯罪であり、犯罪が成立するためには、刑法が定める要件（構成要件と呼ばれます）をすべて満たす必要があります。以下では、不法侵入の要件と逮捕されるケースについて詳しく説明します。
– 住居侵入罪:
– 正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処されます。
– 住居とは、日常生活に使用される場所であり、個人の住居や宿泊施設、共同生活を送る場所も含まれます。
– 侵入は、住居権者の意思に反して立ち入ることを指します。友人の家に遊びに行く場合など、許可があれば侵入には当たりませんが、許可が真意に基づかない場合は侵入と評価されます。
– 正当の理由があれば、たとえ居住者の意思に反していても、立入りが許されることがあります（例：火事の際に隣家に逃げ込む場合）。
– 建造物侵入罪:
– 建造物に付随する囲繞地を含め、人の看守する邸宅、建造物、艦船に侵入する行為が該当します。
– 看守するとは、事実上の管理支配を指し、侵入を排除する措置が講じられていれば「看守」に当たります。
– 住居侵入罪と同様に、正当の理由がない場合に成立します。
逮捕された場合、警察で身体拘束され、検察による24時間の拘束が行われます。その後、勾留の請求が裁判所に行われることもあります。 逮捕後の対応についても注意深く考える必要があります。
日本での逮捕手続きについて詳しく教えてください。
日本における逮捕手続きは、刑事訴訟法に基づいて行われます。逮捕は、令状に基づく「通常逮捕」、緊急逮捕、現行犯逮捕の3つのタイプがあります。以下に詳細を解説します。
– 通常逮捕（令状逮捕）:
– 令状に基づり、警察が犯罪容疑者を逮捕する手続きです。
– 逮捕の理由と必要性が合理的に根拠付けられている必要があります。
– 逮捕後、最大48時間以内に司法書類を整えて検察官に送検されます。
– 緊急逮捕:
– 現場での緊急な逮捕で、逃亡や証拠隠滅のおそれがある場合に行われます。
– 令状がなくても、警察官が判断して逮捕できます。
– 現行犯逮捕:
– 犯罪行為を直接目撃した警察官が、現行犯として逮捕する手続きです。
– 逮捕の理由や必要性は、即座に判断されます。
逮捕後は、勾留（拘置）期間が設定され、その後の裁判手続きが進められます。 逮捕手続きについての詳細は、弁護士に相談することをおすすめします。
日本の勾留期間は最長でいくらですか？
日本における勾留期間は、原則的に10日間です。検察官が10日以内に勾留請求をしなければ、被疑者を直ちに釈放しなければならないと定められています（刑事訴訟法第208条1項）。勾留は、被疑者を刑事施設に身体拘束する手続きであり、逮捕後から起訴前の捜査段階で行われます。 なお、被告人勾留の場合は原則的に最大2ヶ月となります。