ドカンと一発！「夢の巨砲」←それ、要りますか？ 戦車の巨砲化にNOの声が聞こえるもっともな理由についておしえてください
ロシアのT-14戦車に対抗するため、主砲を140mmに巨砲化する動きが再び活発化しています。しかし、疑問の声も上がっています。その理由は、T-14戦車が実戦投入されていないことと、ウクライナ戦争において異なるニーズが存在するためです。ウクライナ戦争では、巨砲化よりも弾数と弾種の多さが求められているようです。
巨砲化のメリットとデメリットを教えてください。
巨砲化のメリットとデメリットについてお話ししましょう。
メリット:
– 火力向上: 主砲を大口径にすることで、より強力な火力を持つことができます。対戦車戦闘や要塞攻撃などで有利です。
– 対重装甲目標: 巨砲は装甲を貫通しやすく、敵の重装甲目標に対して有効です。
– 心理的効果: 敵に対して巨砲を持つことは、心理的な優位性をもたらすことがあります。
デメリット:
– 重量とサイズ: 巨砲は大きく重いため、戦車の全体的な重量とサイズが増加します。機動性や運用の制約が生じる可能性があります。
– 弾数の減少: 大口径の砲弾はスペースを取るため、装填される弾数が減少します。連射速度が低下することがあります。
– 燃費と保守: 巨砲を使用すると燃費が悪化し、保守作業も複雑になります。
要するに、巨砲化は火力を向上させる一方で、機動性や弾数に影響を及ぼすことを考慮する必要があります。
戦車における他の武器オプションは何ですか？
戦車の武器オプションはさまざまですが、主なものをいくつか紹介します。
– 主砲（キャノン）: 戦車の主要な武器で、敵戦車や要塞を攻撃するために使用されます。主砲は口径や射程距離によって異なります。
– 機関銃: 対歩兵や軽装甲車両を攻撃するための小口径の武器です。通常、戦車の車体上部に装備されています。
– 対空機関砲: 空中の敵航空機を迎撃するための武器です。一部の戦車には対空機関砲が装備されています。
– 対戦車ミサイル: 遠距離から敵戦車を攻撃するための誘導ミサイルです。主砲とは別に発射されます。
– 発煙弾発射機: スモークを発生させ、敵の視界を遮るための装置です。
– レーザー検知器: 相手の測距レーザー波や対戦車ミサイル誘導用レーザー波を検知する装置です。
これらの武器は戦車の役割や設計に応じて選択され、戦闘状況に応じて使い分けられます。
対空ミサイルを装備した戦車はありますか？
はい、対空ミサイルを装備した戦車が存在します。一部の国では自走式対空砲として、対空機関銃や機関砲を戦車用車台に搭載しています。例えば、日本の陸上自衛隊は87式自走高射機関砲を保有しています。また、ロシア連邦軍では2S6ツングースカが主力で、2門の機関砲に加えて8基の小型対空ミサイルを備えています。ただし、対空戦車の存在意義には議論があり、攻撃ヘリコプターからの対戦車ミサイル攻撃などに対する脆弱性が指摘されています。