発がん性指摘のPFAS、水道水は安全か 高濃度の岡山では血液検査、国は全国調査着手についておしえてください
政府は、発がん性が指摘される難分解性の有機フッ素化合物（PFAS）が水道水にどの程度含まれているかを調査するため、全国調査を実施しています。この調査は、簡易・専用水道を含め、全国約1万2000カ所を対象にしており、2024年9月末までに結果を得る予定です。PFASは、日本の水道水や河川の暫定目標値は欧米よりも緩い水準で設定されており、健康影響については確定的な知見がありません。ただし、国際がん研究機関（IARC）はPFASを発がん性がある物質として指摘しています。
岡山で高濃度が指摘された場所はどこですか？
岡山市水道局による検査では、PFOSとPFOAの暫定目標値を超えている地点はありません。また、岡山県吉備中央町の円城浄水場でも高濃度のPFASが検出された問題が報じられています。現在、宇甘川下流に位置する宇垣浄水場系の監視を強化しており、暫定目標値を超えていないことを確認しています。詳細な場所については、岡山市水道局の公式情報をご参照いただくことをおすすめします。
日本の水道水と海外の基準値を比較してみましょう。
もちろんです。日本の水道水と海外の基準値を比較してみましょう。
日本のPFAS（Per- and Polyfluoroalkyl Substances）の暫定目標値は、以下の通りです：
– PFOS（ペルフルオロオクタンスルホン酸）: 0.05μg/L
– PFOA（ペルフルオロオクタン酸）: 0.05μg/L
一方、欧米諸国の基準値は以下のようになっています：
– アメリカ（EPA）:
– PFOS: 70ng/L (0.07μg/L)
– PFOA: 70ng/L (0.07μg/L)
– 欧州連合（EU）:
– PFOS: 0.1μg/L
– PFOA: 0.1μg/L
– 世界保健機関（WHO）:
– PFOS: 0.3μg/L
– PFOA: 0.3μg/L
日本の基準値は欧米よりも緩やかですが、健康影響についてはさらなる研究が必要です。
どうぞご参考になさってください。
岡山市で安全な飲料水はどこから供給されていますか？
岡山市の水道は、旭川、吉井川、および高梁川を水源としています。これらの河川は1年を通じて良好な水質を保っており、岡山市の水道水も良好な水質となっています。岡山市水道局は、水源林事業を通じて安定した水源と安心できる水質を確保しています。