自民執行部内に溝、首相は維新に「譲歩」決断できず…幹部「麻生氏がさらに怒ると考えたのでは」

自民執行部内に溝、首相は維新に「譲歩」決断できず…幹部「麻生氏がさらに怒ると考えたのでは」についておしえてください

政治資金規正法改正案の採決を巡り、自民党は衆院で共同歩調を取った日本維新の会と参院で決裂したようです。この異例の展開は、自民執行部内で他党との交渉姿勢に関する食い違いが生じたためです。岸田首相（自民総裁）は維新に踏み込んだ対応を取れず、異例の決裂となりました。
具体的には、政治改革特別委員会での質疑で、維新の音喜多政調会長が自民党と維新両党の党首間合意である調査研究広報滞在費（旧文書通信交通滞在費）改革について、今国会の実現を見送った自民党を「裏切り」と厳しく批判しました。首相は改革を進めたいと釈明しましたが、維新は採決で反対に回りました。改正案に維新を抱き込む戦略は、衆院段階では自民執行部の共通認識でしたが、首相と麻生副総裁、茂木幹事長の間で意見が対立し、維新との交渉が難航しました。
この問題は、自民党内での意見の食い違いや交渉の詰めが甘かったことが背景にあります。首相は孤立する状況に直面しており、今後の展開が注目されています。

維新と自民党が対立した理由を教えてください。