ウクライナ、クリミアでロシアの宇宙通信施設を破壊と発表 事実なら露軍に打撃についておしえてください
ウクライナ国防省によれば、南部クリミア半島で過去1週間以内にロシアの「長距離宇宙追跡通信センター」が破壊されたとの発表がありました。この通信センターは巨大なパラボラアンテナを備え、ロシアの衛星利用測位システム「グロナス」（米国のGPSに相当）の重要部分を担っていたとされています。もし破壊が事実であれば、ウクライナにとって露軍のミサイル攻撃能力や人工衛星による情報収集能力が低下したことになります。ロシア側はこの攻撃について言及していないようです。
他にもウクライナで起きていることを教えてください。
ウクライナ情勢は緊迫しており、以下の点に注意が必要です。
– ハルキウの攻撃: ロシア軍がウクライナのハルキウ市を攻撃し、商業施設や住宅地を破壊しています。25日にはホームセンターが誘導爆弾で攻撃され、少なくとも15人が死亡し、数十人が負傷しました。
– 戒厳令と大統領選延期: ウクライナの最高会議は、ロシアの侵略に対応して全土に発令している戒厳令と総動員令を５月中旬まで延長しました。このため、本来であれば３月に行われる大統領選は実施できない状況です。
– ロシアの攻撃拡大: ロシア軍はウクライナの首都キーウを含む各地の都市をミサイルで一斉に攻撃し、死者39人、160人以上の負傷者が出ています。これはウクライナにとって侵攻開始以来の最大規模の砲撃です。
ウクライナは戦争の中で頑強に立ち向かっており、国際的な支援が重要です。
ロシアとウクライナの歴史的背景を教えてください。
ウクライナとロシアの関係は中世に遡ります。以下にウクライナの略史と両国の歴史的背景を簡潔に説明します。
– ウクライナの略史年表:
– 9世紀: キエフ公国（ルーシ）が建国される。
– 13世紀: モンゴル軍によってキエフ公国が滅ぼされ、モスクワ大公国（ロシア・ツァーリ国）が成立。
– 17世紀: ポーランドとリトアニアがウクライナに侵入し、ウクライナは分割される。
– 1917年: ロシア革命後、ウクライナで中央ラーダが誕生し、対立が起こる。
– 1991年: ソ連崩壊とともにウクライナが独立。
– ウクライナの独立後:
– ウクライナは独立を果たし、親欧米路線を取りました。
– しかし、ロシアとの対立が続き、2014年にクリミア併合などが起こりました。
ウクライナの歴史は複雑で、両国の緊張関係は数十年にわたって続いています。
ウクライナがEUに加盟する可能性はあるのでしょうか？
ウクライナが欧州連合（EU）に加盟する可能性は高まっています。EUはウクライナの加盟申請を正式に認定する方針であり、ウクライナ国民の大半も10年後にはEU加盟を予想しています。ただし、加盟までには数年以上かかる可能性があります。ウクライナのEU加盟には財政的利点がある一方で、ロシアの反応にも注目されています . EU加盟に向けてはさらなる改革が必要であり、ウクライナは法の統治、人権、経済強化などの分野で進展を遂げる必要があります.（出典：BBCニュース、ロイター、Bloomberg、JETRO）