兵庫県姫路市で、91歳の女性がひき逃げされ、死亡した事件について、72歳の男性が逮捕されました。逮捕されたのは、姫路市の送迎業を営む大西章史容疑者（72）で、過失運転致死などの疑いが持たれています。警察によると、大西容疑者は16日午前3時半ごろ、姫路市山野井町の交差点で、梶原萬亀子さん（91）と衝突したにもかかわらず、そのまま走り去ったとされています。
日本でひき逃げ事件は増加しているのですか？
日本においてひき逃げ事件は、発生件数と検挙率の両方で年々減少しています。平成12年以降は急増しましたが、令和2年には前年比661件（8.8％）減の6,830件となりました。全体の検挙率は、平成16年の25.9％から上昇し続け、令和2年には70.2％に達しています。死亡事故に限ると、検挙率はおおむね90％を超える高水準で推移しています。最近のデータでは、2019年には検挙数が6,964件、発生数が13,404件となっており、ひき逃げ事件は減少傾向にあります。
ひき逃げ事件の原因は何ですか？
ひき逃げ事件は、交通事故を起こしたにもかかわらず、救護義務を果たさずにその場から立ち去る行為を指します。日本の法律には「ひき逃げ罪」という犯罪は存在しませんが、ひき逃げを行うと以下の3つの犯罪が成立する可能性があります：
– 過失運転致死傷罪: 自動車の運転上必要な注意を怠り、人を死傷させた場合に成立します。
– 報告義務違反: 交通事故を起こして人を死傷させたにもかかわらず、警察に報告しなかった場合に成立します。
– 救護義務違反: 負傷者を助けなかった場合に成立します。
ひき逃げは重い刑罰が科される犯罪であり、過失運転致死傷罪の罰則は7年以下の懲役または100万円以下の罰金です。逮捕される確率も高いため、事故を起こした際は警察に連絡し、負傷者の状態に応じて救急車を呼ぶことが重要です。加害者が事故を気付かなかった場合でも、客観的な証拠によって判断されます。
どのように犯人は逮捕されましたか
逮捕された72歳の男性は、兵庫県姫路市でひき逃げ事件を起こした容疑者です。警察によると、彼は91歳の女性と衝突した後、そのまま走り去った様子が防犯カメラにとらえられていたとされています。事件の詳細な逮捕経緯は報道されていませんが、警察の捜査によって容疑者が特定され、逮捕されたものと考えられます。